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mailto「現場」研究会について今月の「現場」研究会
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art review 最新版

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2011/10/11

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2006年07月06日
笹井史恵漆展-rak-

漆といえば伝統工芸を先ず思い浮かべるだろう。だが若い作家の中には伝統を礎としながらも現代の造形感覚で作品を制作している者も多い。大阪は八尾の生まれ、京都芸大で漆を学び、漆の源流の1つでもあるタイで昨年まで2年間、研究や制作にあたっていた笹井史恵もその1人。その笹井が7月14日まで東京・京橋のSILVER SHELLで個展を開いている↓
http://www6.ocn.ne.jp/%7Eshell-k/

sasai2.jpeg

笹井の作品はお尻や下腹などといった女性の身体をモチーフに、朱色の乾漆で仕上げたものが中心。ぷっくりとしたその形は可愛らしくもありエロティックでもあり、見ているだけで思わず笑みが浮かんでしまう。もっともタイではお尻の作品が「心」を表現していると思われて、日本人との形に対する意識の違いを感じたという。タイで制作・発表した小皿の作品は、タイの紙を何枚も貼り合わせて蓮の葉の形にして漆を染み込ませたもの。昔の一閑張りの要領だ。皿の中央には金でタイの文字があしらわれている。

ココナッツの実を利用した大振りの椀といった器は内側に黒漆が塗られ、外側は自然の色と傷を生かすために透明な漆が掛けられている。ただし自然のままなので形や色は微妙に異なっている。抹茶を点てたり、くずきりを盛ったりと用途も様々に考えられる。値段が12600円(税込み)と手頃なので、昨日のオープニングでは私も含め何人もが、自分の好みの色や形を探して購入していた。ココナッツのほかにもオダマキの種子、タマリンドの実などといった南方の植物を使った小物も並んでいる。漆を身近に感じさせる展覧会となっていた。7月8日(土)までは作家が在廊しているので、漆について色々たずねてみるのも良いだろう。(提髪 明男)